2024年1月1日〜1月6日

1月1日(月)
何もする気が起きずに気が滅入っていた。ロマンス詐欺さんとやりとりをして観たくなった『ちびまる子ちゃん』の121話を観た。まるちゃんが一人旅をしたいけど予算の関係で隣町の知らない街を散策する。街を歩くカットがとてもいい。誰も知らない街で誰も知らない人になる。旅行先で知らない人との交流を求めていたまるちゃんがおじいさんと知り合うのだけどそのおじいさんはクラスメイトの山田の祖父というオチも含めて好きな回。

 

1月2日(火)
同居人が小さい頃に一輪車とローラーブレードを乗り回していた話を聞いていたら小学校の同級生で同じくどこに行くにも一輪車で移動していた相楽さんという同級生を思い出した。公園、校庭、コンビニ、私が住んでるマンションの駐輪場、一輪車が置いてあるとそこには相楽さんがいると確信できるくらいには相楽さんは一輪車で移動していた。三時頃に同居人の友達並びに前の職場の方たちが四人家に遊びにきた。何度か会って話したり食事をしたりすることがあったものの物凄く緊張していた。最初に挨拶してその後は映画を観に行こうと思っていた。リビングから少し離れたとこで家事をしていたら皆さんが気にかけてくれたり、話題を振ってくれたりした。その優しさに甘え色々お喋りしてトランプとUNOやり始めたら楽しくて気が付けば四時間程経っていた。そのあとご飯やお茶をしていると十時過ぎになっていた。

 

1月3日(水)
初詣に行った。おみくじを引いたら吉。八月が明らかに優れている旨が書かれていた。八月に何が起きるんだろう。

 

1月4日(木)
朝、同居人が醤油、鰹節、胡麻ほんだしで作ったおかかご飯を作ってくれていた。美味しかった。おにぎりを三つ選べたとしてもおかかを選ぶことはないと思うので自分の選択肢の外にあるものだった。

 

1月5日(金)
朝方の人気がなくて薄ら暖房の効いた冬の図書館っていい、朝方の人気がなくて薄ら暖房の効いた冬の図書館っていいですよね。

 

1月6日(土)
mudaさんとポレポレ東中野で情報が出たときから心待ちにしていた『彼方のうた』を観た。鑑賞後に劇中でオムレツが何度も出てきて観ている最中に食べたい気持ちが芽生えていた。オムレツが食べれそうな雰囲気のお店を見つけて無事にオムレツを注文できた。食べたいものが頭に浮かんでいる状態で食べたいものを食べれて物凄く満足した。感想を話していると登場人物の細やかな仕草や人や風景の撮り方、自分も観ていたけど観れてなかった部分の話をmudaさんが話してくれて興味深く聞いた。話していると気になっていた本の話題が出てきたので帰りに書店に寄り購入して帰った。

知らない人と話したい気持ちになった。誰か反応してくれるかなと恐る恐るスペースを試みる。一人で話しているとナシさんが来てくれた。ニコニコ動画/生放送の話していたら懐かしくなってくれたみたいで会話をしてくれた。そこから波及してperfumemenや昔流行った個人ホームページやSNSの話、ホームページのカテゴリの中にあった「リアル」という項目、悪いギャルと綺麗なギャル、などなど途中から井戸さんも入ってきてくれて、色んな話題に移りながらおそらく四時間くらい話したと思う。ナシさんと井戸さんが配信しているポッドキャストやツイートを読んでいたので勝手に身近に感じていて、聞いてみたかったこと、話してみないと波及していかなかった話題などを話せて楽しかった。寝る前にSkypeの話題が出たのでインストールして昔使っていたアカウントにログインしようとしたらパスワードが分からなくてログインできなくて寂しくなった。

 

知らない人と話したいというツイートしたとき頭に浮かんだことがある。昨年放送されていた

『ザ・ノンフィクション』シュラフ石田という毎日他人の家に泊まっているという男性に密着した回。「一期一会であれば本当の自分らしくいられる」とシュラフ石田が話す場面があった。この場合の自分らしくというのはありたいようにあれるということに変換できると思って、毎日他人の家に泊まるという活動を通してカテゴライズされることを拒み自分の形をぼやかしているように見えた。密着されている間は様々な人の話を聞くのが楽しくて毎日知らない人の家に泊まって楽しそうな様子だった。泊まる場所が見つからなかった日には以前泊めてもらった方に連絡して泊らせてもらっていた。珍しい活動を認めてくれている人たちに継続的な関係性を求めているようで寂しさと自分らしさが同居しているように見えた。